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価格が下落傾向にある香港の不動産 2015.09.10

世界の株式市場の暴落により香港市場も影響を受けマイナスになり、物価の下落が頻繁に見られるようになった。太古城では1,000フィートを超える物件が、一日で55万香港ドルも価値が下落した。

 

 

海の見える高層物件、1平方フィートの価格17,389香港ドル

 

太古城では大幅に価格が下落。銀栢閣ビル高層B室は東北向き、海の景色が望める部屋で、一室がシティープラザのビルによって景色が遮られてしまうため、オーナーは賃貸借契約付き1,820万香港ドルと市場よりやや安い価格をつけていた。しかし、今のところ不動産投資の需要は落ち着いており、最終的に1,765万香港ドルで売買が成立。1平方フィートあたりの価格は17,389香港ドルで、1週間前の2,330万香港ドルと比較して565万香港ドル、24%も下落した。

 

ネットバンクによる部屋の鑑定価格も2130万香港ドルであり、実際の部屋の売価は、この価格よりも365万香港ドル、17%も安かった。

 

中原不動産によると、現在同じような空室の部屋に1,950万~2,000万香港ドルの値を付けている。先日、株式市場の暴落が起こったが、部屋の値下げはまだ見られない。今のところオーナーは確実な買い手がいるか否かによって、値下げ幅を変更すると主張しており、一般的な値下げ幅は2~3%と想定されている。

 

 

和富中心3LDKを、140万香港ドル値下げして販売

 

北角和富中心のあるオーナーは、3LDKの物件を140万香港ドル値下げして販売。センチュリー21サンライズ不動産の取締役・蔡嘉駿氏は、以前までは不動産市場は高騰しており、オーナーは和富中心15階中層A室、面積1,053平方フィートの部屋に1,680万香港ドル(3月)の価格を付けていたが、5月になって1,620万香港ドルに価値が下がったという。

 

同社によると、4月末に1,580万香港ドルの値段で交渉してくる買い手がいた。7月にA株が大幅に暴落したのでオーナーは価格を調整し、1,600万香港ドルまで販売価格を下げた。その後、アメリカの株が急激に下がったため、最終的に1,540万香港ドルで売ることになった。当初の価格と比較して8%も下がったことになる。

 

他のオーナーは低価格で販売しようとし、荃灣麗城花園2期では3LDKを580万香港ドルの値段をつけた。これは市場の一般価格であるが、株式市場の連日の急落を受けてオーナーの心理状態が不安になり、自ら値下げをし、20万安い560万香港ドルで販売した。

 

中原不動産アジア太平洋住宅部の陳永傑は、次のように説明する。「金融市場の余波は、買い手の購入意欲にも影響する。仮に株式市場が下落し続けた場合、当然不動産価格は下がる傾向にある。したがって、不動産市場の膠着状態が続くと予想され、取引は毎月2,000件まで低下した。しかし、お金を持っているオーナーの立場は依然強い。たとえ、中古住宅の価格を下方調整したとしても、株価の下げ幅は3~5%にしかすぎない。

 

http://ps.hket.com/content/672634/

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